2022.02.19 日々のこと

2/19 雨水(と金継ぎのはなし)

春夏秋冬、4つの季節をさらに6つに分けて季節の移り変わりを表す指標”二十四節気”では今日が雨水(うすい)。雪が雨に変わるころ、と言われています。

みなさまのお住まいの地域ではそんな予感がしているでしょうか?

木曽平沢は最低気温が−10〜12度ぐらいを記録していて、まだまだ雪が降りそうな予感がしていますが、それでも今日は9時半ごろには山から太陽が顔をだし、日が少しずつ長くなっている様子も感じられています。

(この後、危ないからとつららは店主の方が出てきて折られていました。)

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先日職人さんの紹介をさせて頂いたのでその時のお話しを少し。

友人を通して、「大切にしていた焼物の器が欠けてしまったので金継ぎなどでなおして使い続けたいけど、どなたを尋ねたらよいか分からない」という相談をしてくださった方がいました。

“金継ぎ”は破損してしまった器類を漆で接着、修復する技法。
漆器の産地である木曽平沢には、実はその工房で購入されていなくてもとても快くお受け頂ける職人さんがいらっしゃいます。写真を事前に送って頂いていたので作業可能か相談し、職人さんとお繋ぎさせて頂きました。

朝待ち合わせをして、一緒に職人さんの工房に伺い器の状況を見て頂いて、その職人さんが普段どういったものをお作りになっていらっしゃるのか伺ったりと1時間程でしたが楽しい時間でした。

ご相談してくださった方にとって思い入れのある器がまた使える日が来ること、私がとても好きなこの平沢と職人さんに触れて頂ける機会となったことがとても嬉しかったです。

器の塗り直しや金継ぎなどのお直し、一から器や家具を作って頂くこともできます。もしこんなことはできるかな?と思われたらお気軽にご相談して頂けたら嬉しいです。

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